沖縄あるある Vol.4

沖縄には、独特な風習や生活習慣があるのですが、意外と知られておりません。

沖縄県の人からすれば当たり前だと思っていることが、他県の人からすれば「何で?」と感じることが結構あります。

「沖縄あるある」では、そんな事例を紹介していきたいと思います。

沖縄ではお米が真空パックで売っている !?

沖縄では、多くのお米がカチカチに固まった真空パックで売られています。

これは、沖縄の高温多湿な気候からお米の劣化を防ぐためだそうです。

真空状態にすることでお米の劣化を最小限に抑えると同時に、空気がない状態なのでカビや虫が発生する心配もありません。

真空パック内のお米は、常温で約1年間、冷蔵ならば約2年間は鮮度保持できるそうです。

最近は沖縄県以外のスーパーやネット通販でも販売されるようになりました。

最近の米不足も影響してか、ネット上でも売り切れが増えてきているようです。

ATMでお金をおろすと、今でも2,000円札が出てくる⁉

皆さんは、2,000円札をご存知でしょうか。

2000年に開催された沖縄サミットを記念して発行されたお札で、表面には沖縄県のシンボル的建築物である首里城の守礼門が描かれています。

自動販売機で使えないことから沖縄県以外では流通量は減る一方ですが、沖縄県では逆に流通量は増えています。沖縄県内の2,000円札の流通量は、2000年7月時点で約216万枚だったのに対し、2024年5月末には約777万枚と3倍以上に増えています。

流通量が増えた主な理由は、沖縄県内の銀行、経済団体、地域が一丸となって展開した利用促進キャンペーンです。

2019年に焼失した首里城再建の支援金として、翌年には沖縄県銀行協会が県内で流通した2,000円札1枚につき0.1%を沖縄県に寄付する取り組みを行うなど、現在も2,000円札に関連した施策が企画されています。

沖縄県内で2,000円札を手に入れる方法は、2種類あります。

①琉球銀行か沖縄銀行のATMで出金金額を選択する際に「二千円札優先」ボタンを押す

②沖縄県内のローソンのATMで出金する(ATMの画面には「二千円札が優先して出金されます」との一文が記載されています)

2,000円札は2004年頃以降、増刷はされていません。発行済み2,000円札の多くが、日本銀行の金庫に保管されています。2024年7月に行われた20年ぶりとなる新デザインの紙幣発行で、2,000円札は対象外となってしまいました。

JR東日本や都営地下鉄など東京都内の駅の自動券売機なら、まだ2,000円札が出てくる可能性はあるそうです。

今後も、様々な沖縄あるあるをご紹介させていただきます